Paytner Tech Blog

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RubyKaigi「何もわからん」だった俺、ガチで危機感持った方がいいと思う

ペイトナー株式会社に今年新卒で入社した田崎です! paytner.co.jp

初めてrubykaigiに参加してきました!今回はRubyKaigiでの体験をシェアしたいと思います!

全体を通した感想

実は2年前のRubyKaigi2022にはオンラインで参加していました。オンラインでの参加もとても圧倒されるような体験でしたが、今年の現地での参加は人、情報に圧倒される体験でした。

初日ははじめてということもあり緊張しながら会場入りしましたが、お祭りのような雰囲気に直ぐに緊張はワクワクへと変わりました。ここにいる人が何かしらでRubyに関わっている人であるというのを肌で感じ感動しました。

私が実際に使っているRubyを作った人、gemを開発している人、開発で困った時に助けてもらったQiitaやZenn、はてなブログを書いてくれた人などが実際に同じ会場にいると思うと改めて感謝の気持ちが湧き上がりました。

自分が感じた危機感

オープニングが終わり最初のセッションであるWriting Weird Codeが始まってすぐにこう思いました

「何もわからん」と

RubyKaigi事前勉強会に参加した弊社の社員から

  • Railsプログラマーにとって、明日から使えるTipsは一つもない

  • トークの内容自体は、ほぼ「分からない」。彼らの話を聴いて、自分もできるようになるわけではない

らしいと聞いてはいましたが、改めてショックを覚えました。セッションの内容がわからないことはもちろん、発表者の方の「Rubyistジョーク」で笑えないのが地味に応えました。。。

そこからはわからないワードをメモってググるの連続でした、、、

何もわからんの原因は何か

「何もわからん」に打ちひしがれているとき、これは自分が体系的にRubyやプログラミングについて勉強していないからだと考えました。私はペイトナーで2021年からwebエンジニアとしてインターンをさせていただいていました。そこではたくさんの実務経験を積ませていただきましたが、お恥ずかしながら自分で体系的に学ぶことがあまりなかったのです。インプット量が足りないと感じました。

しかし、沖縄から帰る飛行機の中で「体系的に学んでいないのが問題ではなく、個々の経験を体系化できていないのでは?」と気づきました。ペイトナーでのインターンから現在に至るまでの経験は確かに開発に活かされていると実感しています。しかし「技術的な面で何を学んだか?」と聞かれるとうまく言語化できない状況です。これは具体的な開発内容を反芻し、自分の中で「体系化」できていなかったのではと気づきました。日々の開発を学びに変えることが不足していたなと振り返って感じます。

よかったこと

「何もわからん」によって上記の課題を感じることができたのはまず1つ大きな収穫でした。

「何もわからん」は決してネガティブなものではなく自分の新たなステップの方向性を示してくれました。

また、今回初めてのRubyKaigi参加でしたがたくさんの方とお話しする機会がありました。各企業のブースの方、Official PartyやDrink Up(私はちゅらデータさんの会に参加させていただきました)、After Partyで皆さんが作っているサービスの話、Rubyの話、開発の話などいろいろな話をさせていただきました。社外の方とお話しする機会は滅多になかったので全てのお話が大変面白く、学びのあるものでした。

これから

とても楽しく、そして学びのあるカンファレンスだったので来年もぜひ参加したいと心から感じました。来年はより楽しく、そして学びのある機会にしたいのでこの1年しっかりと勉強と開発をやって「何もわからん」から「ちょっとわかる」「完全に理解した」と言えるような立派なRubyistになって帰ってきます!